中耳炎の自然治癒にはユキノシタを

葉っぱ

ユキノシタ

雪の下 ユキノシタ科ユキノシタ属

本州・四国・九州に分布している。湿った岩の上などに群生する半常緑の多年草。葉は腎臓型。5〜7月高さ20cm〜50cmの茎の先に白花を咲かせる。上側の3花弁は小さく、下の2花弁は大きい。(出展:身近な野草・雑草 主婦の友社 p200)

ユキノシタは 春に天ぷらで食べることで知られています。以前 老舗の手打ち蕎麦屋さんにて春の野草を天ぷらでいただいた時 美味しさに感動しました。そんなユキノシタ。半日陰を好むので 野生では木の下などに生えているのを見かけます。

私がユキノシタを手に入れたきっかけは 息子の中耳炎でした。園芸植物としてみたことはあったけれど 有用な植物とはつゆ知らず。耳が痛いという息子のため あちらこちら探し回りました。ホームセンターも園芸店にも在庫がなく 途方に暮れていたのですが ぴーんとひらめきました。

「おばちゃんちにあるかもしれない」

近くに住む農家のおばちゃんを訪ねると・・・自宅の裏庭にしっかりとぎっしり育っていました。あの時の安堵は涙が出るほどでした。おばちゃんも「薬草ね」と言って 快く分けてくださり 根っこごと株分けしてもらい今も元気に育っています!園芸店で注文する場合は 山野草というとわかってもらえるかもしれません。

それでは 中耳炎にオススメ。ユキノシタの絞り汁の作り方紹介します。ただ絞るだけなので本当に簡単ですよ。

すり鉢

1、まずすり鉢とすりこぎを用意します。(すりこぎが古くてごめんなさい)

する

2、すりすりするとこんな感じになります。

3、キッチンペーパーやガーゼに載せて絞ります。

汁

4、完成です。小さめの葉っぱ2枚で大体1回分の量です。大きめの葉であれば1枚で十分でしょう。

こうして作った絞り汁を耳の中に垂らします。初めは抵抗があるかもしれませんがほんの1滴ぐらいなので プールで耳に水が入ったような不快感はありません。若葉の香りが爽やかで 森の小道を連想させてくれますよ。絞る時に使用したキッチンペーパーをそのまま耳に差し込んでも良いでしょう。その際、奥まで入れないようご注意くださいね。

ユキノシタ療法 中耳炎の妙薬。耳が痛む時、ユキノシタの葉を揉んで耳の穴に1滴落とし ガーゼまたはコットンに染み込ませて耳の穴に栓をします。痛む耳の周りにも揉んで貼り付けます。その上から冷たいタオルを置いて冷やすと痛みをとり膿が出てきます。(出典:家庭でできる自然療法 東城百合子著 p68)

中耳炎を自然治癒させるとき必要な3つのこと

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耳は大切な身体の器官です。いつも当たり前に機能してくれているものに異変を感じるとこの上ない不安を感じますよね。

私は 先日大人になってから久々の中耳炎の症状が現れました。子どもの頃は 耳が痛くなった記憶がありますが 随分と長い間 何の問題もなく暮らしていたのです。

中耳炎になった時は

●気をつけること

●お手当

のふたつを意識してください。

・体を冷やすものを食べない

・乳製品を控えること

・ユキノシタの汁をしぼって数滴耳に入れる

これだけで症状は落ち着いてくることが多いと思います。腎臓と腸が弱っているので 消化に負担をかけないような食事が求められます。

私の場合 耳がボワッとした感じに遠くなり 鼻をかむと耳に響くような症状でした。1日目 やばいと思い、小麦・砂糖・冷たいもの・乳製品を控えました。2日目も同じく控えていると ボワっと感はなくなり 違和感だけになりました。そして3日目ほぼ何も感じないところまで回復しました。お医者さんにかかる間も無く治り ラッキーでした。

息子は 中耳炎になったことが2回あります。小さい時にはなく 初めてかかったのは 4才の頃です。子どもの場合は 診断してもらう必要があると思うので 早目に耳鼻科で診ていただきます。痛みや違和感の感覚がうまく説明できないですし大人にはわからないからです。

1度目に耳鼻科に行った時は 「膿が溜まっているね。切開したほうがいいね」と言われ休日診療だったためか 後日最寄りの耳鼻科に行くようにいわれました。その際調べたところ 中耳炎は自然治癒で治ることがあることがわかりました。それと共に切開すると癖になり何度も切開を繰り返すことがあることもわかり なるべく経過を見守る選択をしました。

時々 「お耳どうかな?変じゃない?」と子どもに聞いて 3週間後にもう一度 耳鼻科へ。するとすっかり治癒していました。驚くべき自然治癒力です。

2回目の中耳炎の際も 切開とは言われなかったものの 抗生剤が処方されました。抗生剤についても必要な時と必要ではない時があるので 飲まずに様子を見ました。1ヶ月後に飛行機に乗る予定があり 中耳炎の時は飛行機に乗ることができないので 焦りましたが 何とかセーフで回復しました。同じように経過を見るために耳鼻科への通院はしていました。

今回私が中耳炎になったことで耳の不快感というのは かなりQOL(Quality of Life)が下がることを実感しました。人との会話や運転も半分ボワーンとした気分になるし 何だか集中できない感じと不安がありました。改めて家族や他人が病を患っている時には いつも以上の優しさで接してあげたいと心から思ったのでした。

自然療法との出会い

私の周りでは自然療法を始めとする代替医療を選択する方が非常に多いです。私にそういう志向があるから自然と出会いが繋がっていくのだろうと思います。病院とお薬がデフォルトになっている人から見ると不思議かもしれませんが 少しの不調であれば 生活習慣と食事で整えることができるので 知っていると大変便利な知恵です。

20代の前半にとても辛い時期がありました。会社勤めをしていてやりがいも感じていたのですが ある時期から アレルギー症状なのか鼻水が止まらなくなりました。そして 訳もなく涙が溢れるようになり 一度泣くと止まらなくなるのです。悲しみの大海原に取り残されたような孤独を感じこの取り残された感情が永遠に続くような鬱々とした想いを抱えて生きていました。

そんなある日 もう感情の行き場がなくなり どうしていいかわからなくなり 藁をもつかむ気持ちでクリニックのドアを叩きます。最寄りの駅近くにあった小綺麗なメンタルクリニックに予約をして 助けてほしい気持ちで希望と不安を抱えてひとりで向かいました。

受付を終えた後 小部屋に通され 記号形式のテストをするように言われました。性格診断とか思考の傾向を探るようなテストでした。その診断をもとにドクターの診察へとうつります。今の自分の気持ちと症状を話すと私の前の男の人はこう言いました。

「ではお薬出しておきますね」

!?

たったそれだけ。それ以外の方法はないのですか?と聞きましたが、ないというそっけない返事。

その時にはっと目が覚めて確信しました。私が欲しいのは薬じゃない。どうしたら良くなるかわからないけれど薬は飲みたくない、と。

「お薬いりません」と言いクリニックを後にした私は 二度とその場所に行くことはありませんでした。

私の道はここから広がります。ただ この時クリニックには溢れんばかりの患者さんがいて診察を待っていました。こんなにたくさん。。。と衝撃を受けるぐらい。心に何かを抱えて生きている人々の多さに驚きました。

世界中の人々の心に平穏が訪れることを心から願っています。

私がブログを始めた理由

はじめまして。reiです。

地方ののどかな田舎まちで 夫と息子と愛犬とともにのんびり暮らしている私。地方に移住する前は 東京でそれなりに青春を楽しんでいて 都市型ナチュラルライフをしていました。

数年前に自然豊かなこの土地に移り住み 環境、マインド、家族などに大きな変化があったので 備忘録として また誰かの心に届くよう願いを込めて言葉を紡ごうと考えました。

今日から新しい第一歩が始まります。ひとつ踏み出せたからこの後は どんどんと新しい扉が開ける。そう確信しています。

のんびり屋でマイペースなreiですが おつきあいよろしくお願いいたします。